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2013年03月 第123号 悪平等発想を断つ
  
  ふた昔前の歯科医院と比較して、現代の歯科医院が直面する問題の一つに
 顧客の質の悪化を挙げることができる。自分勝手で我儘で、非常識な行動を
 とる人種が増殖し歯科医院の顧客として来院してきている。

  いかに医院側が丁寧に誠実に優しく対応しても、平気で無断キャンセルを
 繰り返したり、遅刻をしたり、無理難題を要求したりする手合いだ。
 むしろ丁寧に誠実に優しく対応すればするほど、それに胡坐をかくようにして
 図に乗っているような気がしてならない。

  このような顧客は、当然不良顧客としてチェックされる対象になるが、
 彼らは、育成して良質顧客へとランクアップさせようとする対象ではない。
 間違いなく早く退場してもらうべき顧客層だ。従ってこういう招かれざる客には
 厳しい対応が必要だ。

  それは医院側にとって迷惑であることもあるが、医院が重視する良質顧客や
 優良顧客の利益が損なわれることが何よりも問題であるからだ。
 
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