|
|
|
歯科医師・歯科医療スタッフの方、 |
|
歯科関係者の方の会員登録はこちら |
|
|
|
|
|
歯科経営に役立つ成功事例・ |
|
おかしな事例、感動体験等をお届け! |
|
|
|
|
|
|
|
歯科医院の経営ノウハウやスタッフ |
|
教育などに役立つセミナーを開催中!
|
|
|
|
|
|
※プレミアム・レギュラー会員の方は、D☆STYLESにログインするとダウンロードをクリックできます。
※プレミアム・レギュラー会員に新規登録される方は、こちらをクリックしてください。
|
|
2014年06月 |
第138号 医療安全は差異化要因 |
|
読売新聞による一連の『ハンドピース使い回し』報道は、一義的に捉えれば
歯科医院にとって不穏な風が吹いたかのように思えるが、差異化戦略の一環と
して捉えれば、対応策次第ではこれを“幸せの風”に変えることができる。
世の中はより高度に、より細かく、こだわりの世界に進みつつある。
数を診ないと成り立たない保険診療重点態勢が、安全衛生対策に遅れを来す
一因になっているとの指摘もあるなか、国民皆保険制度が成立した昭和36年当時
と現代を比較してみるがいい。
商店街の市場で、網の買い物籠の中に新聞紙にくるまれた魚や野菜や乾物を
入れて持ち帰ったあの当時の一般的な衛生感覚は、現代とは比較にならない。
消費期限の表示も産地表示や生産者表示もなかった。
人間の向上心は際限がなく、現代人の価値観のひとつとして大きな地位を
占める『安全安心』のレベルも、より高くより細かくなってきている。
歯科医院経営においてもその重要で大きな価値観に如何にして応えていくか
の挑戦が続いてきた。今回の報道は、いささか疎かになりかけていた重大事に
気づかせてくれる貴重な警鐘である。これをいかにして競合先との差異化に
取り込むか。新たな差異化戦略の時代に入ったと言える。
|
|