「成功する歯科医院」の定義は千差万別、これといって特定することは困難ですが、ひとつの形としては、
(1)自分の目指す歯科医療の提供を行える歯科医院
(2)その価値に共感する多くの受診者の来院によって安定収益が実現している歯科医院
(3)「生涯を賭けるに相応しい職場」感じるスタッフが生き生きと働いている歯科医院
といった3点で表現できるでしょう。
この3要素を実現させていくためには、診療所の建物や設備が、自身の技量の発揮、来院者への安心感と信頼感の付与、スタッフの安心感と誇り、といった三者満足を実現するハイレベルなものであることと、スタッフへの給与、福利厚生、教育研修などを含めた人材投資の充実が求められます。それらは財務分析における物件費と人件費に色濃く反映されますので、一般的な歯科医院における平均値と比較しての多寡を論じることは意味がありません。経営者である院長の理想形をどこに置くのかによって一般的な統計数値とは乖離した結果が出ることに頓着することはないと、185号の2ページから4ページにかけて述べています。
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