女性が中心となる職場の勤務条件に関する最大の関心は、無理のない勤務時間と福利厚生面の充実。院長の話から
感じられる人柄の良さと情熱であり、それが見せかけではなく実際に良い人間関係が構築され、働きやすい環境で
仕事が回っているかどうかである。そして二次的な要素として、実際の仕事で信頼感を持たれ任せてもらえること。
新しいことへのチャレンジに積極的に取り組むことで成長を実感できること。これらが現実に加味されることで、
更に院長のビジョンや方針への信頼が生まれ、その人柄と情熱に一層魅せられることが、長期継続勤務へとつながって
いく。そのことが、成功を収めている2件の歯科医院でのスタッフ就業意識調査によって裏付けられた。人口減少
社会の中で活動することになる歯科医院に求められるのは長期継続勤務スタッフが健康ライフの伴走者として長期継続
受診者をウオッチして行く態勢の構築だ。そのために必要なのは専門技能によって価値を生みだし、チームプレー
によって価値を高め、良識ある社会人の品格ある行動によって価値を伝えることであると述べているところが
271号の読みどころです。
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