戦後の復興を乗り越え高度経済成長を成し遂げることができたのは、労働力を豊富に供給できた人口増加時代で
あったことと、勤労者の健康を守った国民皆保険制度が創設されたことが大きい。日本を世界第2位の経済大国
に押し上げた根底には歯科医療も含めた医療人の活躍があったと言える。今は時代が変わり少子高齢化が進むと
共に社会全体は豊かになったのだが、労働力の絶対的な減少と、肉体労働色の強い歯科医院の仕事が若い世代から
避けられる傾向が強まり、歯科医院の運営に支障をきたし始めている。そのような状況を打破するために求めら
れる対策は「辞めない歯科医院」「勤めたい歯科医院」を創ること。その第一要素は「社会と経済を支える国民
の健康と幸福を支えている」という高貴な職業意識を持つこと。第二要素は、価値を産み出す職場から価値に見
合う俸給を得ていること。この誇り高い職業意識と、誇り高い職場環境を創設するためには、それが実現している
ビジョンを明確に持つこと。ビジョンを達成するための戦略を練ること。そして戦略に基づいた日々の行動規範が
上質に整備されていること。これらを実例を紹介しながら述べているところが283号の読みどころです。
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