『働き方改革』とは、本来法律によって決められるものではなく、経営者と労働者が互いに協議し合って、組織と個人双方にプラスとなるような効果的な働き方を効率よく行なえるよう独自に改革して行くものだと思います。現に、心ある院長は、国が後押しをする以前から、独自の『働き方改革』をもう何年も以前から行ってきています。そのような院長の人材に対する考え方というのは「歯科医療スタッフは資格や経験があって好感度が高ければよい」という安易なものではなく、院長のビジョンや正しい歯科医療の提供姿勢に共感し、一緒になって理想的な歯科医院を作る“パートナー”としての人財スタッフでした。この院長たちが進めてきた人財育成の成果は、院長のビジョンに心から共感し、共に実現を目指そうとする『熱』に溢れ、『理』に適わない手法に対しては異議を申し立てる気概を有し、仲間を互いに尊重し合い、皆の幸せのためには一肌脱ぐことを惜しまない『情』を持ち、そして中核スタッフへと育ったことです。そのようなチームワークこそが真の働き方改革であることを含め、組織の中に「死に体」がないかを探ることの重要性が、196号の7ページの終りから9ページの最後にかけて書かれています。
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