完全予約制を敷いている歯科医院では、誰に対してどのような治療内容を何時から何時まで行うというようにその日の仕事の流れがほぼ決まっていますので、一人ひとりの受診者に最も効果的な対応を最もスムーズな流れで行うことができます。そのためには院長はどう動き、歯科衛生士はいつ関わり、アシスタントは院長や歯科衛生士をどう動かすか、必要な器具備品の準備はどう
するか、片付け洗浄はいつ行うか。そのための事前打ち合わせと、無駄をなくし時間を守り効果を高めるような気配りを全員が行えば、院長や勤務医は極めて気持ちよくスムーズな治療を行え、受診者の気持ちを高めたうえで後工程の歯科衛生士に間を空けることなく引き継ぐことができます。
歯科衛生士はその人のために予め考えていた『殺し文句』を計算されつくした絶妙のタイミングで投げ込み口腔ケアの重要性を伝えます。最後を引き受ける担当アシスタントは受診者の気持ちに寄り添うように労をねぎらいながら、術者には言えなかった受診者の疑問や不安に感じている点を引き出します。そんな質の高い業務連鎖が価値を生むことを198号の4ページから6ページにかけて書かれています。
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