ヒトとモノの整備は高いレベルに達している反面、システム面、特にアポイントシステムに問題山積という繁盛歯科医院が多く見られます。完全予約制と急患随時受入れ制の併用による弊害がその原因の第一ですが、今回特に問題点として挙げました『終わりの見えない治療への不満』を生み出している背景は、まさにそこにあります。急患にもいろいろな急患がありますが、新規の急患を数多く受入れることは営業戦略上重要な要素であると考えている歯科医院が多いと思います。しかし一方で、その医院に価値を感じて通院してくれている既往患者の満足度を下げてしまうことは大きな問題と言えるでしょう。
「この治療いつまで続くの?」「もっと間隔を詰めて治療をしてくれていたらもう治っていたのではないの?」といった不満や不信が少しずつ広がり始めているのは事実で、次第に『行くことに価値を感じられない歯科医院』になりつつあるのです。
多くの繁盛歯科医院が抱えるアポイントシステムの問題点について170号では、第1章と第2章でシステムの問題点とその背景、第3章では『早期完治システム』導入についての対応と説明方法について述べています。
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