歯科医院の収益源は治療、クリーニング、口腔ケアグッズ販売が主流であり基本です。最近はそこに加えて新たな技術開発や、美容歯科的な対応の広がりなどによりニュービジネス戦線が賑わいを見せてはいますが、基本は変わらないでしょう。
しかし、基本であり主流であることに留まるだけで、工夫や改善を施して付加価値を付けようとの意欲があまり感じられません。例えば基本となる医療サービス提供の仕方であっても、その人それぞれに合った対応法、手交する配布物や案内書の内容の研究、受診者一人ひとりとの対応内容の分析・評価、そしてそれに基づく対処方針策定など数え上げれば切がありません。この重要な“既存商品の高価値付加開発”が、今の歯科医院ではお座なりにしか行われていないのではないでしょうか。何故なら「歯科医院は患者を診てなんぼ」という固定観念が強く定着しており、チェア上でしか収益は生まれないと考えられてきたからです。
しかし、チェアタイム以外の時間を貴重なデスクワークに活用することで歯科医療の価値を高めることができ、来院者が気が付いていない歯科医療の真価を伝えることができたとき、その歯科医院は独自の新しい世界を切り拓くことができる。
そのようなことが141号の14ページから15ページにかけて書かれています。
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