IT技術の発達は、ちょっとした印刷物の製作や、画像の加工といったかつては専門業者に依頼した仕事などが素人が個人レベルで行なえるようになり、ユーチューバーなる新種の職業まで生まれてきた。
そこまでビジネス的ではなくても、一般の日常的な調べ物もインターネットで正解を得られてしまう。
勢い、人に教えてもらうことが少なくなった。繋がりを求めてSNSを活用する人種の増加に反比例するように、人にものごとを尋ねる割合が極端に減少している。これはコミュニケ―ションをとろうとしてネットを利用することが、コミュニケーションの枯渇に繋がっていないだろうか。特に職場においては人間対人間の顔を見合わせたダイレクトなコミュニケーションが不可欠ではなかろうか。後輩や部下から物事を尋ねられたり教えを乞われたりすることは喜びに繋がる。このことを理解したうえで組織内での対人関係を良好なものにできたなら、医院の生産性は高まる。注意や叱責もコミュニケーションの一つだ。
その受け方の巧拙がチームワークに影響する。そのようなチームワークにおけるアナログコミュニケーションの重要性について212号の7ページから9ページにかけて書かれています。
【MCレポート第212号のダウンロードはこちら】