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2003年1月に第1号を発行してより8年3ヵ月、今回100号の発行を見ることができた。
ひとえに会員諸氏のご支援の賜とただただ感謝あるのみである。
毎回同じことばかり繰り返してきたような気がしているが、MCレポートの原点は、その第1号発行を遡ること3年、業界誌『アポロニア21』(日本歯科新聞社)への『歯科医院経営論』連載寄稿に求めることができる。
前職ジャパンデンタル時代に得た経験とノウ... |
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大災害に巻き込まれたり、交通機関が麻痺したりしたときに見せる日本人の行動はおそらく、
武士道に言う『礼』の本質がより鮮明に発揮されるからではないだろうか。
先を争うように人を押しのけたり、自分さえよければといった行動をとったりすることに自ずと
ブレーキがかかるのではないかと思う。
この『礼』の精神が今なお日本人の精神と行動の中に息づいていることが分かったとき、大災害といえども、今回の震災か... |
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戦後の復興から資本主義経済が本格的に発展して行く過程は、成長期と成熟期に分けることができる。成長期にできた最も効果的なシステムであった健康保険の国民皆保険システムは、その利点である『フリーアクセス』の素晴らしさが皮肉にも健康保険の制度を歪めるという裏腹の結果をもたらした。
健康保険の制度的ひずみは成熟期を象徴する事象でもあるが、それ故に盲目的に自費診療に走る傾向が今多くの深刻な問題を引き起こし... |
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かつて多くの日本人が持っていた『希望』が変質してしまったのがバブルが崩壊して
からだ。バブルの崩壊は、明治維新以来、敗戦によってすら日本国民の間に共通項と
して存在してきた『希望』すらをも崩壊させてしまう大事件だった。
紀元前と紀元後があるように、戦前戦後という区分があるように、希望喪失前と
希望喪失後とに分けられるのではないだろうか。そして今年は希望喪失後20年に当たる。
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開業と同時に新卒で勤務、医院と共に生きる衛生士。看護学校中退、飲食店でのバイトを経て歯科に生きがいをを見出した歯科助手。生涯一歯科医院での勤務と決めた主任衛生士。一般企業で能力を開花させたであろう歯科受付。自分らしく生きようと決意した二児の母でもある衛生士。5人のスタッフリーダーの話をまとめました。 |
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10月24日、東京国際フォーラムで開催された『ドクターズ・ミーティング/正統派自由診療経営を語る』で発表した笛木貴(前橋市開業)・金澤啓司(東京都世田谷区開業)・佐々木憲明(盛岡市開業)・宇藤博文(町田市開業)4ドクターの話を中心に『正統派自由診療歯科医院』のあり方について述べています。 |
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A級受付とは、誰かが取って代わって同じ品質の仕事を行うことができないレベルで、特別な品質の内容を提供できる人を指します。そして、そのことで顧客に一種の感動を与えることのできる能力を言います。 |
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『SERVQUAL』とはService Qualityの略で、1988年にPrasuraman,Zeithaml &Berry によって開発され発表されて以来非常によく使われるようになったサービス品質評価法ですが、信頼性、反応性、確実性、共感性、有形性の5つの次元で評価を測定するというものです。 |
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優良顧客であり、基本的にはポジティブな評価を与えている人であっても、最上級評価を下さない、「良いことは良いが、+2はちょっとなあ…」と思って次点に付ける人がいることに着目すべきです。そしてその『心の陰り』は何によってもたらされたのかを探り、改善にもって行くことが重要なのです。 |
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自分の眼力やセンスに自信を持ち、顧客のためを思って『自己主張』してくれる店員こそが真に顧客本位な店員としての存在感を持つように、歯科医院でも顧客に媚びて自分の意見を余り軽率には曲げないことが大切です。医院メッセージはそのようなブレのない姿勢によって初めて正しく伝わっていくのです。 |
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コンサルタントの仕事を社会貢献と結び付けて考えるならば、私は『教育』でありたいと思います。歯科医院での教育というと『スタッフ教育』と思われがちですが、スタッフに対するものだけではなく院長も含めた教育、あるいは院長やスタッフを通して行われる患者に対する教育までをも包含しています。 |
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コンピテンスなりEQなりエンプロイアビリティは、相当部分後天的な要素によって形成
されたものです。つまりこの能力の開花は、『基本的な考え方の軸を決めること』『日々の意識の持ち方を高めること』、そして三日坊主に終わらないような『ちょっとした努力の継続をすること』によってなされるものです。 |