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エンゲージメントは、組織と個人が対立ではなく一体となって双方の成長に
互いに貢献し合う関係を指している。
労働組合が賃金闘争でベースアップを勝ち取り満足感を得るといったものでは
なく、組織の承認を得て個人が能力を発揮し組織に貢献する。壁に当たった場合
には上司によるフィードバックを受け、それを生かしながら貢献できるように
成長する。そのことで上司も成長し、また組織も成... |
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精力的で熱心な院長が行ってきた医院経営のひとつの在り方は、ある種の
猛烈経営だった。日曜診療を厭わず夜も8時過ぎまで行う。嫌気がさして辞める
スタッフが後を絶たない状況が続いても方針変更をしない。そんな猛烈院長を
辞めずに支えた中核スタッフが何人かは必ずいるものだが、年月の経過とともに
やがて彼女たちは結婚をし、出産をし、家庭人としてのもうひとつの時間を持つ
ことになる... |
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長年にわたって院内研修を行ってきた歯科医院において「顧客応対はよくできて
いるが院内応対に問題がある」という人材の存在が目立つようになった。
複数の歯科医院で共通している点は、対顧客応対のレベルは高く、顧客からの
信頼感を得ているケースが多いことだ。いわゆる“人財”に該当するスタッフだ。
そのようなケースでは顧客対応に自らの技術と感情を最高レベルに引き上げ
全力投球している... |
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今回は13名の会員の寄稿。示唆に富んだ素晴らしい文章の数々、
きっと読者の心に届くであろう。
1.『ちょっといい話』
森歯科クリニック院長 森 和弘
2.『私の支えとなった言葉、考え方』
医療法人博歯会理事長 宇藤 博文
3.『タイムスリップ』
医療法人社団峰瑛会 理事長 濱 克弥
4.『美しいか美しくないか』
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そもそも歯科医院はテクノロジーの確かさを売り物にするところで、優しさや
親切さを売り物にするところではない。
「私たちは優しさに満ち溢れています」「私たちは親切な対応を第一に心がけ
ています」「私たちはみんな生き生きと働いています」
このようなことは売り込むものなのだろうか?アピールすべきは、技術の高さ、
安全性、そして的確なシステムなどではないか。そのようなテ... |
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受付・歯科助手・歯科医師・技工士・衛生士といった様々な職種が各業務を
スムーズに繋いでいくことで受診者の期待に応え受診者価値を最大化しなくては
ならない歯科医院では、常にチームワークの精度や業務連鎖の品質改善を試み、
更に10%レベルアップすることを目指す必要がある。
しかし、医療機関としての長年の積み重ねの中で、知らず知らず組織内に
沈殿してきた悪い意味での“医... |
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歯科医院は一般企業と比較すると、倒産率は破格に低く、また親子間での
事業承継も盛んに行なわれてきたこともあり、創業○十年といった伝統を誇る
歯科医院も少なくない。そのような歯科医院は大企業とは規模が違うため業量
や人員を比較することに意味はないが、『継続』という歴史においては
一流企業に匹敵する。
では、『質』においてはどうだろうか?多くのスタッフが愛着を持って
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我が歯科医院は『生きた組織』なのか?『死に体』となっているところは
ないのか?それを点検する尺度に、遠藤功氏の唱える「組織の『熱』と『理』
と『情』」を引用した。■我が歯科医院にはビジョンが明確に存在するか?
それを院長は熱く語っているか?■スタッフはそのビジョンに共感し、実現に
向けて努力することに燃えているか?■ビジョン達成に向けて我が歯科医院が
提供する価値は地域... |
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家電の工場でテレビを組み立てる作業ではなく、歯科医院では生きた人間が
相手であり、その口腔内の問題を解決することが仕事であるならば、そこに
かかわる人間は、仮に治療を行わない歯科助手であったとしても、決められた
とおりの動きだけを期待されるマニュアルワーカーでは務まらない。
受診者の痛みを解ろうとし、気持ちを感じ取り、どうなりたいのかの希望を
知った上で受診者が前向き... |
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組織の強度を測る上で最も分かり易いものは、目に見える資産の金額換算
された価値だ。現預金が少ないより多いほうが明らかに強いだろうし、
医院の土地建物が借り物よりは所有物のほうが、また機械設備が最新で
高性能で、値の張るもののほうが間違いなく強さを示したものとなっている。
しかし、歯科医院としての真の強さを図るのであれば、診療所を単なる
建築物としての物理的価値として見... |
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大阪Tデンタルクリニックが掲げる「超一流の歯科医院をつくる。
やれば出来る!正義は勝つ!」は事実として存在しているわけではない。
これを唱えた院長の心情であり、「何故この地で歯科医院を開業したのか」
に対する理由、即ちビジョンなのだ。愛知県Iデンタルクリニックの
「この世から虫歯をなくす」も事実ではなく、院長の心情、開業理由、
ビジョンである。
それぞれの歯科... |
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「光の元はヒトである」そしてその光となるヒトとの出会いは、
『いくつもの時間』を、自分の専任的な仕事と同時並行的に持つことで、
間接的と思える経験の中から生まれてくるのではないだろうか。
それは例えば、患者との交渉を通じて感じた行き違いを院内で話し合う場が
あり、それをお互いに生かそうとする空気があれば、相互のフィードバック
の中に光を見出すであろう。
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