MCレポートでは毎号一貫して上質な歯科医院作りを提唱していますが、その基本は個人、医療法人を問わず個人的な家業からの脱皮にあるとして、組織的事業としての歯科医院を目指しています。それを“一流企業歯科医院”と称してきました。今号では、組織規模は零細であっても大企業にはない長所を生かして一流になるための考え方3点について述べています。
1つは、少数精鋭主義の人員構成から一人ひとりの責任感が強まる長所を生かし『隙間業務を雑用にしない丁寧さを発揮する』。2つ目は顧客数の少なさから顧客との距離を短くできる長所を生かし『顧客一人ひとりの顔と名前を覚え、最適最善の対応を行う』。 3つ目は大企業にあって零細企業にはないものの一つである『OB会を結成して職場に対するロイヤルティを高める』というものです。
それぞれに肝となる文の一節を引用して読みどころの象徴と致します。
1.担当する一人ひとりが責任をもって自分の業務をしっかり執り行い雑用にしない
2.顔と名前が一致しない人の口腔内を治療するような歯科医療は医療とは言えない
3.その時代々々で頑張り、歯科医院を発展させてきた一員としての思いや誇りは持ちたい |