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歯科医院の過剰に危機感や焦りが出始めた30年程前、世の中は
「製造業の時代からサービス業の時代へ」と移り、価値観がモノからヒト、
あるいはコトへとシフトし始めた。
この頃多くの歯科医師を始めとする歯科医療従事者たちは、歯科医院が
典型的なサービス業であるにも拘らず、その範疇に自らが入ることを
忌避したが、新たに開業を目指す若い歯科医師を中心に、一部開明的な
既... |
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繁盛歯科医院の院長は大勢の患者からの支持を受け、1ヶ月先まで
ほとんどのアポイント枠が埋まるようになっている状況を、安心感と
満足感をもって受けとめているが、逆サイドにいる患者は
「こんなに粗い間隔で治療効果に問題はないのか?」といった
幾らかの不安と「もっと早く終えてくれないのだろうか」といった
多少の不満とが入り混じったマイナスな気持ちを抱えている。
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昨年12月に開催致した第10回スタッフリーダー・ミーティングにおける
パネルディスカッションは、パネラーたちの真剣な対応によって素晴らしく
充実したものとなった。
パネラーという役割の受けとめ方と質問事項の受け方にパネラーたちの
誠実さを存分に感じることができた。
誌面の関係から先月号では掲載できず、年を跨ぐことになったが、
『受ける、受けとめる』という今年... |
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2016年は「輝かせ、そして輝く!」をテーマとしたが、その基本を
『一流企業歯科医院の創造』においてきた。その意味するところは、
一流企業と呼ばれる組織に匹敵する品格と教養溢れた歯科医院を目指そうと
いうところにある。
歯科医院は一般企業に比して小規模であるためにトップの価値観を
末端にまで浸透させることは比較的容易である。その価値観が“一流”と
言われるに値する... |
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これまで日本社会で“シルバー”と呼ばれたリタイア世代を、歯科医院が
働きかけることでアクティブシニアに変えていくことができる。そのためには
高齢来院者一人ひとりの情報をきめ細かく管理することだ。
情報管理の品質向上は顧客支援の品質向上に繋がり、来院者の多くの人生を
輝くものへと変えることができる。特にアクティブシニアの増大するこれからの
時代には『価値ある歯科医院』と... |
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雑多な情報の軽いやり取りにばかり心を奪われがちな現代社会にあって、
歯科医院は人間同士がホットに交流し、1対1でのコミュニケーションを
重視する実にアナログ的なビジネスではないだろうか。
これは大変貴重なことで、そのアナログの要素を益々強化し深化させて
いくことが、現代社会とこれからの近未来社会において大きな価値を
生み出していくことになるだろう。 |
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順調に患者数を伸ばし、成長が確たるものになってくると、大概の院長は
治療用ユニットの増設を考えるが、患者数やレセプト枚数といった数の論理
から抜けきれないのはインサイダー的思考によって周囲が見えなくなって
いる証だ。
いい加減、数量神話からは距離を置いた考え方に変えていかなくては真の
発展は望めない。仮に量的発想を是として認めるならば、それはユニット数や
患者数、... |
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歯科医療の真価についてはさまざまな考えや思いがあるだろうが、これからの
時代において最も注目される真価の一つは、医科歯科連携の中で歯科が果たす
『人を輝かす』役割ではないだろうか。
医療界は単に『人を生かす』ことだけではなく『人を輝かせつつ生かす』こと
に真剣に取り組むべきであり、そのためには歯科の真価を生かした医科歯科連携
の在り方が問われる。
歯科医療は... |
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歯科医院も「女性が働きやすい社会」や「一億総活躍社会」にどのように
関わるのかをしっかりと考えるべきだ。いつまでも“削らない”“抜かない”
“痛くない”といった、「しないこと」ばかりを全面に出す消極的な姿勢や、
狭い歯科の関係領域にだけ留まっているのではなく、積極的に「健康創造歯科医院」
や「女性が働きやすい社会の一翼を担う歯科医院」あるいは
「歯科医療の力で一億総活躍... |
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9名のリーダーシップ研修生はサマーミーティングにおいても異常なほどの
熱意を以って聴講していた。それは、このリーダーシップ研修で学んだことの
具体事例が、またリーダーの心がけやフォロワーとしての振る舞いのあり方
などが、向と三浦氏の話に、それこそパレードのように次から次へと溢れ出して
きたからだった。
彼ら彼女らの熱意の源はリーダーとしての自覚そのものだったと言ってよ... |
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対人関係を、好感度を高めて円滑に運ぶためには感性の良さが求められるが、
感性だけではうまくいかない。相手の感性と自分の感性の調和をどのようにとり、
より良好な距離感を維持していくためには理性が不可欠だ。
「社会で成功するためにはIQよりもEQの高さが必要」と言われるが、それは従来
IQ能力ばかりを重視してきた教育上の偏りを正すための表現であって、決して
IQ不要を唱えて... |
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『1人当たりの売上高2,000万円』が一流企業歯科医院としての第1の必要条件
であり、院長がしっかりしたフィロソフィーを持って経営することがそれを
実現させるという意味で第2の必要条件である。そして院長のフィロソフィーに
共感できる、優秀で品格ある人材を集めることが十分条件となる。 |