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9名のリーダーシップ研修生はサマーミーティングにおいても異常なほどの
熱意を以って聴講していた。それは、このリーダーシップ研修で学んだことの
具体事例が、またリーダーの心がけやフォロワーとしての振る舞いのあり方
などが、向と三浦氏の話に、それこそパレードのように次から次へと溢れ出して
きたからだった。
彼ら彼女らの熱意の源はリーダーとしての自覚そのものだったと言ってよ... |
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対人関係を、好感度を高めて円滑に運ぶためには感性の良さが求められるが、
感性だけではうまくいかない。相手の感性と自分の感性の調和をどのようにとり、
より良好な距離感を維持していくためには理性が不可欠だ。
「社会で成功するためにはIQよりもEQの高さが必要」と言われるが、それは従来
IQ能力ばかりを重視してきた教育上の偏りを正すための表現であって、決して
IQ不要を唱えて... |
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『1人当たりの売上高2,000万円』が一流企業歯科医院としての第1の必要条件
であり、院長がしっかりしたフィロソフィーを持って経営することがそれを
実現させるという意味で第2の必要条件である。そして院長のフィロソフィーに
共感できる、優秀で品格ある人材を集めることが十分条件となる。 |
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歯科医院での研修において講師の言い回しや言い方を一字一句同じように
書き留めようとして聴き取れないときに、趣旨は変えない範囲で別の言い方で
応えると「さっきと違う・・・」と戸惑うスタッフが多い。
このような硬直的な対応自体を変えないと未来志向歯科医院に脱皮する
ことは難しい。歯科医院で働く人たちはセールスエンジニアであるべきだが、
決められた商品を売り込むセ... |
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上質な雇用の安定的確保のためには雇用条件の上質化に勇気を
持って踏み切ることが第一に求められる。近視眼的に見れば
『雇用条件の上質化イコール経営者の利益減』という反比例の
公式が成立することは間違いではないが、将来に向けての投資と
考えれば、その先に存在する『歯科医院の上質化』が見えてくる
はずだ。
それは顧客の大きな支持を産み、『顧客の上質化』へとつながり、
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昨年末のスタッフリーダー・ミーティングを締めくくったパネルディスカッショ。
過去の発表経験者6人のスタッフリーダーが冒頭語った『生かし生かされ』の
体験談は、理屈として捉えそれを記述してしまえば、組織論や人材論に関する
書籍のどこにでも書かれてあることと一致するような内容だ。
しかし、コンサルタントが訳知りに語ったり、経営トップが自慢げに語ったり
するのとは異... |
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12月13日、第9回スタッフリーダー・ミーティングが開催され4人のスタッフ
リーダーによる熱のこもった素晴らしい発表が行われた。
彼女たちに共通していたことは、個人の発表ではあるものの、医院を代表する
一員としての姿勢を崩さなかったことだろう。チームメートの活躍、苦悩、頑張り
とその成果、いまだ超えられないでいる大きな壁、それでも尚挑戦しようとする
意気込みを50分間にわ... |
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歯科衛生士や歯科助手がデスクワークタイムを取れないために顧客管理の
品質が高まらないとすれば、情報管理・情報供給セクションが必要であり、
能力のある管理職歯科助手がこの任に当たるべきである。
そして、この管理職歯科助手は遊撃部隊として必要に応じて急患のアシストに
入り、片付け清掃に入りというサポート仕事も率先して行えるような素晴らしい
人財であると、院内の分業に基づく... |
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歯科医院は当に最新テクノロジーを使ったハイテク現場の典型だ。
以前に比べ格段に業務効率は良くなり正確性も増している。しかし
治療に当たるのは人間だ。痛みを感じることもでき、患者の期待に
応えようと頑張ることもでき、患者の希望が叶ったことを喜ぶことも
できるのが人間だ。
そうであれば、最も人間らしい対応をとるよう力を尽くすべきでは
ないだろうか。患者一人ひとりのこと... |
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時間の価値というのは、来やすい(と誤解されている)アフター5
のフリータイムに診療時間を拡大することではなく、本来は来にくい
(と思われている)
勤務時間内に確実に計算のできる時間帯を確保し必ず計算どおりに
対応することによって生まれる。
地方の住宅地域内に存立しながらも日中の来院者に占める
30~40代通勤者の比率が高いA歯科医院は、きちんとした治療と
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組織は人を生かすことで生きる。人は経済的な待遇面だけで組織に
帰属意識を持つものではない。大切なことは自分の共感できる価値観が
その組織には一貫性をもって流れているかどうか。その価値観に
基づいた職場環境が整備されているのか、価値観に基づいた行動が
評価されているのか、この整合性が最も大切だ。従って価値観は額に
飾られた単なる言葉の羅列ではない。
物理的に具現... |
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戦後生まれの我々世代は貧しい時代も知ってはいるが、戦後を支えた屈強な
世代の「死んだ仲間の思いを生かすために国を復活させる」そんな思いに
生かされ不自由少なく成長させてもらったが、その思いを深く理解しよう
とはせず、世の中の好景気に乗って派手なことを行ってきてしまったことを
悔いる。
我々に欠けていたのは「人を生かす」「国を生かす」という純粋さだ。
ただお金の... |