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歯科医院の清掃滅菌という仕事は、医療機関の命である安全衛生を
守る砦だ。術者が診療を終えた後、極めて短時間にあらゆる器具備品を
片付け、ユニット周りのすべてを拭き終えなくてはならない。
そのオペレ-ションは絶対に手を抜くことも、独自の判断で手続きや
内容に変更を加えることもならない。やらなくてはならない絶対的な
ルールに基づいて正しく行わなければならない極めて... |
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チーム一の強打者に送りバントをさせる作戦を成功させるときに一番重要な
問題は、そのバッターの気持ちと態度だ。「何?この俺がバントするのか!」
などという気持ちが少しでもあると、そのような表情や態度になって表れ、
敵に見抜かれてしまい作戦は失敗に帰す。
ところが、仮に心底では屈辱的に思っても一切表には出さず、平然として
バッターボックスに入り送りバントを見事... |
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人間の集団である組織は、ともすると感情的な対立や好き嫌いによって
仕事の品質が大幅に下がることがある。あるいは感情対立が原因で退職者が
発生し仕事の効率が著しく低下することもある。
それを回避する考え方が『自分を生かす』『仲間を生かす』ではないかと
考えている。好き嫌いを超えて『生かす』ことの誇りだ。それは必ず
『顧客を生かす』こととなり、その結果として『... |
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トラブル対策は2点に集約される。1つは、起きないようにどうするか、
もう1つは起きたときどう対処するかだが、歯科医院経営はこの防御態勢を
整えてから初めて攻撃に移る。「攻撃は最大の防御」と言われるが、
これは防御不要論ではないことを肝に銘じるべきである。鉄壁の防御態勢
なくしての攻撃は無謀以外の何ものでもなく、最大の危険を伴う。
まず防御を固め、然る後に積極的に撃って出... |
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経験豊富なパート社員が退職せざるを得ない状況を改善して定着させる方が、
新たなパートを雇用して、再び時間と費用をかけて育成するよりも効率が良い
という考え方は、至極真っ当だ。
それは、顔の見えない見込み顧客を新規顧客とするために多大なコストを
かけるよりも、価値観を共有する既往顧客の新しいニーズに応える新商品を
開発したり、共通の価値観を持つ新規顧客の紹介を受けたりす... |
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チームプレーで歯科医院の品質を高めるためのキーワードがある。
それは「誰かのために、何か大切なもののために自分を生かす」こと
であり「誰かを生かすために自分が生きた行動をとる」ことに他ならない。
多くの団体スポーツに共通することのひとつに、「他のプレーヤーを生かす」
という考え方や行動がある。その選手がベストのプレーをできるように
自分が動くことで、得点に結びつけたり... |
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8回目を迎えた今回のスタッフリーダー・ミーティングの共通テーマは、
7月13日の「サマー・ミーティング」同様、『リーダーシップ』であった。
さまざまな職業の中で医療に関わる仕事は、患者の健康回復を実現していく
プロセスにおいて最も確かなリーダーシップが要求される職業のひとつである。
分けても歯科医療は、完治に至るまで長い期間を要すると共に、完治後も
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『誇りある人間対人間のビジネス』という思いを抱くことはとても重要だ。
医療者が患者を上の位置から見下ろすのではない。また「患者様」と呼んで
患者を持ち上げるのでもない。歯科医療者として自信をもって創り出した価値を
受診者に提供し、想定外の価値の高さに魅了された受診者が大きな満足を感じる。
そしてその満足度を更に高めたくて自己投資を怠らない受診者の、期待に
応えるべく歯... |
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余計な財テクに頼ることなく内部留保を高めておけば、少々の景気後退や
消費増税などのマイナス要因が経済社会を揺さぶったとしても、泰然自若として
我が道を進むことができるし、何よりもその姿勢こそが健康ビジネスである
歯科医院には相応しいものとして称賛され、更に好業績へと連鎖的に発展して
行くことになるはずだ。
小難しい計算も、小賢しい先読みも一切不要である。... |
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「真のおもてなしとは顧客の期待に答えることではなく、顧客に気付いてもらう、
伝えたいメッセージをしっかりと伝えることが本当の意味でのおもてなしである」
星野佳路氏の言葉である。
「多くの場合、人は形にして見せてもらうまで、自分は何が欲しいのかわからないものだ」
スティーブ・ジョブズが遺した言葉だ。
これらの名言はこれからの歯科医院の進むべき方向を指し示している。... |
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経済のグローバル化は、日本経済が欧米巨大資本に圧倒される懸念から、
群雄割拠であった金融機関など多くの大企業を、経営統合や業務提携という
形で体力強化へと向かわせた。また新興国家との価格競争に対抗するため
海外に生産拠点を移したりもした。
そのようなもみあいを経て行き着いた先は、『高品質』や『安全性』に
対する評価だった。これこそが成熟した資本主義社会における究極の価... |
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週刊新潮の記者、デスク、副部長を経て来られただけあり、人を引きつける
魅力いっぱい。福島第一原発所長の吉田昌郎さんがやっと取材に応じてくれた時に
「歴史に向って証言してくれ。」と言った門田さんの言葉と、
「部下達が凄かったと書いてくれ」と言った吉田さんの言葉に、
凄まじいリーダーシップの真髄が凝縮されている。
私は、まだ興奮さめやらぬうちに早速
「死の淵を見た... |