創業25周年記念特別講演会開催に合わせて書き上げた261号では、創業時より訴え続けてきた歯科医院の
経営変革についのあり方を振り返る。1999年当時の歯科界は従前からの『量の論理』が存在しており、
保険診療を中心とした医業収入をより多く上げるためにチェア台数増設、診療時間延伸、分院開設といった
『量の追求』に経営資源を投下する時代。当社は革命的なサービスを提供したり、歯科経営コンサルティング
というマーケットの中で市場シェアを大きく獲得したりしてきたわけではまったくないが「量から質」という
変革の一石を投じてきた自負はある。科学技術の発達によるビジネス環境の変化にも柔軟に対応しつつ不変の
価値観の重要性も伝え続けてきた。それは「損か得か」の判断ではなく「美しいか美しくないか」の判断を
考え方の基礎とし、言動面におけるそれを日本の伝統的な礼儀作法に拠って伝えてきた。25年間継続している
『真実の瞬間』は、この美意識によって成り立っている。最先端企業のCMに見られる価値観、伝統芸術の継承
者や作家の考え方などを引いて、歯科医院経営を守る当社の本義を伝えているところが261号の読みどころです。
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