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もし、歯科医院が単なる歯の修理屋であるなら、あるいは歯のクリーニング屋に
過ぎないのなら、それに必要な技術があればよいだけでことばは不要であろう。
しかし、歯科医院の真価は「仕事の成果を上げ、生活に楽しみと喜びをもたらし、
人生に大いなる希望を届けることにある」とするならば、「受診者一人ひとりの
生活と人生に寄り添いながら健康ライフの伴走者となること」を目指さなくては... |
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どのような社会にも組織にも共通する泥臭い人間関係が作り出す葛藤や相克は
スポーツの世界といえども例外ではなく、天下の巨人軍においてもまた同様で
あったろうとする推測は、決して的外れなものではないはずだ。
従って、人の気持ちのおもむくままに任せておけば、「両雄並び立たず」の
故事が示すとおりの結果が現出していたであろうと考えることはむしろ自然で
あると言える。... |
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機能的で美しい診療所、最新設備とそれを駆使する優秀な技能、ホスピタリティに
溢れ教養に富んだスタッフ、患者を育成し顧客を創造する運営システム。
これらが、地域住民から選ばれ高い支持を得る歯科医院に備わった要素であることは
間違いない。
しかし、これらが備わっていたとしても内部管理の運営システムがしっかり
と整備されていなければ、5年程度であれば輝きを放つことは可能だ... |
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20年前に比べると歯科医院の総体的なグレードは著しくアップした。
技術面、機械設備及び施設面、患者管理ソフトを始めとするITシステム、
そしてヒトの応対面である。14年前に当社を創業したころ、まだまだ顧客応対
についての関心は低く、ベテランの歯科衛生士からは白い目で見らることが
多かったことを思い出す。ところが今や様変わりである。
しかし、歯科医院の運... |
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院内の全スタッフが院長の意向を受けて、その意とするところに沿って
計画を練り上げていく。そういうチームになっていれば、質的な成長は問題なく
達成されていくはずだ。あるいは既に出来上がっているに違いない。
このように質的な成長の第一は、自分以外の人間の能力に期待し、組織に
活かすことだ。従ってスタッフへの期待感は、院長よりも優れたものを
持っているかどう... |
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「先生の治療は痛くなくベストです。スタッフも皆さんとても親切で
礼儀正しく、特に治療法の説明をして頂いた方は、お話の仕方、優しい物腰、
とても分かりやすい説明など抜群でした。それに何よりも時間どおりに呼ばれ、
時間どおりに終了するという、今までどこの医療機関でも体験したことの
ない時間の正確さには驚きました。まるで電車が時刻表どおり運行される
ような感じでした。このような... |
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私は多くの場合、手早くサッと行うよりも手間暇かけて丁寧に行ったほうが
価値が高まると思っている。製造業であっても、機械化されたオートメーション
工場以外、伝統工芸品製造など人間の手が関わるものは、手間暇かけた分だけより
美しく価値の高いものが生まれる。
歯科医療は機械という道具は使うが、それらを使うのはすべて人間で、
「サービスは人の手による」というサー... |
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数多くの経営セミナーや自己啓発セミナーに参加する機会も多かろう。
そこで語られる言葉は、どのような内容であれ聴き方によって自身の成長に
生かすことが可能となる。
とりわけ、「すぐに役立つ具体論」よりも、自分なりの受け止め方をし、
自分の成長に生かそうと自分なりに咀嚼しないとならないような、一見関係の
薄いものに感じられる言葉や話に、実は大きなヒントが... |
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スタッフ全員が、それぞれ経営者感覚をもった仕事をして行かなくては、これから
の歯科医院の発展は絶対に望めない。
経営者感覚の第一は、何と言っても医院活性化への熱意だ。そして活性化に直結する
ものは売上増であり収益増であることは間違いない。
公共事業でない限り売上の低さに満足していて幸せなはずがないし、給料の上がらない
スタッフは意欲を無くして給料分しか働こうとしなくなる... |
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ふた昔前の歯科医院と比較して、現代の歯科医院が直面する問題の一つに
顧客の質の悪化を挙げることができる。自分勝手で我儘で、非常識な行動を
とる人種が増殖し歯科医院の顧客として来院してきている。
いかに医院側が丁寧に誠実に優しく対応しても、平気で無断キャンセルを
繰り返したり、遅刻をしたり、無理難題を要求したりする手合いだ。
むしろ丁寧に誠実に優しく対応すればす... |
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世に口下手な人はいくらでもいる。誰もが気の利いた言葉を思いつき、意のままに
操れるわけではない。言葉に代わる行動や態度が言葉ほどにものをいうことはある。
澄んだ気持ち、純な想いから発せられる態度や行動はおのずと重みをもって伝わる
のだろうし、それに真摯に応えようとする自分自身の態度や行動が更に重みを
増して自らの心に響き、稲妻のように全身を貫くとき、気持ちは最高潮... |
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最近行い始めた新種のロールプレイングがある。仲間の間違った応対や
変な言葉づかいに気がついても、なかなかそれを指摘するのには勇気がいるものだ。
しかし、それを行っていくことは内部を強化する最も重要な要素となる。
今まではそのことを、講義を通じて伝えてきたが全員が「その通り」と言わん
ばかりに頷きながら聴いてくれていた。
ところが、頭で分かったからといって現場でも必ずでき... |