『光を捉えてのりこえる』とは、チャンスに対して即座に対応できるようにアンテナを張り巡らし僅かな光が見えたなら、それを逃さずしっかり捉えて走り出し、そして一気に飛び越えるようにして障害をのりこえる。そんな旺盛なチャレンジ精神を持とうと呼びかけたものです。
では、その光をとらえるためには何が必要なのだろうか。鷲田清一氏が唱えた「いくつもの時間」を持つ中に光を捉えるヒントがあるのではないかと考えます。 来年20周年を迎えようとする当社の歩みの中には「いくつもの時間」が存在しそれを活用して来たのではないかとの思いに行き着いたことから、当社における、「いくつもの時間」はどのように存在し、そのなかにどのようにして光を見出しえたのかを回想し、ひとつの真理を解き明かそうとしています。それが182号の読みどころです。 |