高品質を担保する専門技能の錬磨と最新療法の研究は重要だが“競争会場への入場券”に過ぎない。その上に『礼儀正しさ』と『親しみやすさ』、即ち品格と教養を磨くことが競争に打ち勝つ『強い歯科医院』を実現させる。逆の言い方をすれば、素人受けするようなことばかりに執着し本義に基づく努力を怠れば競争に打ち勝つどころか、競争会場にすら入れないことになる。
また効果的な安全衛生対策の構築はもう1枚の『競争会場への入場券』であり、その競争会場において勝利するためには、多くの来院者の目を輝かせる見た目の美しさと清潔感も必要だ。更に医院本位の考え方ではなく受診者側と医院側の双方にプラスがもたらされるように組まれた美しいシステムの整備が3枚目の入場券であり、受診者との間に信頼感を構築できる『礼儀正しさ』『親密さ』『真剣さ』を併せ持った美しいヒトの存在が4枚目の入場券となる。これら4枚の競争会場への入場券を持つようにすることが強く美しい歯科医院を築く第一歩であるとしているところが217号の読みどころです。
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