歯科医院には様々な受診者が来院する。症状、通院希望の期間、時間帯、職業、多忙の程度、裕福さといった様々な面で異なった状況下にあり、一人ひとりが歯科医院に求める内容やレベルなどにはそれぞれ差異が存在する。 そのような多種多様な受診者に対してどうすれば顧客満足を与えることができるかを顧客志向の高い歯科医院は考える。
しかし、受信者が混在する中で全員の満足を得ようとすること自体に無理がある。そこで重要なことは歯科医院側はどのような受診者の満足度を優先的に高めたいかをまず決めることだ。当然そこに入らない受診者は不満を感じる。
そのような不満患者は切り捨てるのではなく、医院側が望む受診者へと育成することだという。そのようにして医院側も満足を感じることのできる顧客満足を高めていく。それはやがて満足度のステージをワンランクアップさせた幸福感へと上がっていく。
207号では、現実の歯科医院で行った『幸福度チェック』の結果を基に歯科医療従事者はどのようなところで幸福度を高めているのかを検証し、顧客幸福を実現できる歯科医院への道を模索しているところが読みどころです。
|