この1年間テーマとしてきた幸福研究の結論は、「お金を稼ぐことは必要だが、稼いだお金の大半を地位財の購入に充てるのではなく非地位財を得るために使うことが真の幸福度を高めることになる」でした。
所得増大を目指したり、より高い地位に就こうとすることは幸福の本質を見誤ると理解していたが、そうではなく、増大した所得の使い途が『一時的な喜び』程度のものではなく『継続的な幸せ』に向かうものであるかどうかが重要なのだとの結論を述べています。
そして多くの中間所得層に対して非地位財への支出が『愛情』『健康』『自由』といった固有の価値を手に入れることに繋がり幸福度を高めるのだということを知らせることのできる仕事こそ幸福度が高まる。
歯科医療は当にそれに該当する。そのことを歯科医院経営者は『熱』と『理』と『情』をもって従事者に伝える義務があると述べ、幸福な歯科医院を作ることの必要性を伝えているところが、216号の読みどころです。 |