懸念された新型コロナウイルス感染症の拡大だが、欧米並みの爆発的感染拡大を起こす一歩手間で何とか留まることができている。決して予断を許さないが、社会はコロナ対策ばかりを行えっていれば良いというものではない。経済の停滞は人の生命を脅かすし、他の重篤な病気の治療や予防を忘れるわけにもいかない。同様な意味において歯科治療を脇へ置いておくことも絶対に許されない。
歯科医院は口腔内の菌を飛沫拡散させるとして、一時“感染源”扱いされるほど忌避される存在として扱われることがあった。各歯科医院はその懸念を払拭するために考え得る感染防止策を必死になって講じ受診控えに対抗した。何とか急場を凌ぎ、院内感染者を出さずに4月5月を乗り切った歯科医院は6月に入ると業績が好転し始める優良医院が現れだした。 それらの歯科医院に共通するものは何だったのか?
そしてコロナ禍によって学んだことを今後はどのように生かして行けばよいのか。
これからの歯科医療の真価の発揮の仕方について、患者目線に立って述べているところが210号の読みどころです。
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