人間の幸福感は、個人の主観であり人それぞれの感じ方によるため一律に「これが幸福である」などと規定することはできない。しかし人間が社会生活を営む以上、社会との関わり方の中でどのような生き方をするのかが、それぞれの幸福度合いに大きく影響を与えることは間違いない。
多くの受診者の「健康を高めるための仕事」に高度な専門性を持ったチームプレーヤーの一員として従事する歯科医療従事者は、幸福度をどこに求めるのだろうか?いくつかの調査結果は「歯科医療に対する自分らしいかかわり方」と「仲間や受診者との繋がりや感謝の気持ち」にその解があることを物語っている。 ならば歯科医療従事者は自らの幸福度を高めるためには「自分らしさの生かし方を計画し」「業務の目標と進め方を決め」「繋がりと感謝を確認し」「次に向けて改善する」といったセルフマネジメントが有効である。
歯科医院はそういう個人をサポートするための上質なコミュニケーションの環境整備を行うべきであると述べている点、そしてコロナ騒動を経て歯科医院は新たな幸福度の追求に向けいかに成長すべきかといった特別寄稿が読みどころです。
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