歯科医院経営者である院長が抱える悩みは、現在はコロナ禍による来院者の減少やそれに伴う収入減少であるのかもしれませんが、完璧な感染予防対策を講じることで受診者の足は戻ってくるはずです。大打撃を受けている飲食店や観光関連業者のように「行きたいが行けなくても仕方ない」といった業種ではなく「行かなければ痛みが消えなかったり健康を害したりするのでできる限り行きたい」業種だからです。
そんな多くの国民の期待に応えることのできる歯科医院であれば、コロナを機にその良さが改めて見直されることになるでしょう。そのためには、かつての人手不足現象の中で積り溜ってきていた人材問題の解決を何よりも優先事項として取り組みたいと思います。全国の歯科医院に伺う中でここ数年の間に感じている問題点を明確にし、その解決策を提案しています。
そして、コロナ禍の中で生起しやすい問題に対して弁護士と社労士というスペシャリストからのアドバイスを入れてあります。コロナ禍を乗り越えるための知恵と、この危機に際しての国民の期待に応えられる歯科医院を再構築するためのヒントが213号の読みどころです。
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