コロナ禍は感染拡大防止のために「ステイホーム」の掛け声とともに在宅勤務を一気に開花せました。
テレワークというＩＴ技術の新たな活用法を生むことになったのですが、感染症に関わりなく発展してきたＩＴ技術のプラス面はあえて取り上げるまでもなく膨大に存在します。しかし過去にも指摘されてきたように注意すべき側面があることも事実で、「人間にしか成し得ない価値の創造が失われていってしまう」そんな危機意識を持つ人が増えてもいます。212号では特に人間対人間が基本となって成り立つ歯科医院における真の価値の創造は人間によることを前半で訴えています。

　近年あらゆる情報がネット経由で得られるようになったことから先輩や上司にモノを尋ねるということがめっきり減り、アナログ時代に比してコミュニケーションの取り方が極めて貧弱になっています。そんな中コミュニケーションの機会を敢えて増やすことの意義と、その手法、そして結果としてお互いが喜び合えるようになるための工夫などを後半に伝えているところが今回の読みどころです。