基調講演においては、まず自らの優良歯科医院としての実態を、その持続性や安定性といった観点から見直してみることを伝え、その上で「自分たちらしさを見失わず環境変化を受け入れ目先の利益にとらわれることなく、組織のビジョン達成に向かってお互いの強みを生かし合う人間集団」となっているかどうかを問い直しています。

ビジョン達成に向けた実践現場は多くの市民がまだ気づいていない歯科医療の真価を伝えることができるかどうかにかかっているとして、そのためには、真実の瞬間における担当者一人ひとりの力だけではなく相互の業務連携の品質の高さが必要であるとしています。奇しくも４人の発表者それぞれもそのチームプレーの力こそが強い組織の歯科医院をつくり上げるとして、各自の体験を述べているところが大変興味深く、読みどころとなっています。