厚生労働省が9月に公表した『令和元年版労働経済の分析』は通称『労働白書』と言われているものですが、その白書の中にエンゲージメントという言葉がふんだんに使われていることを挙げ、当社と顧問契約を結ぶ特定社会保険労務士の倉田哲郎氏は、単なる労務管理手法ではない企業業績を高めるための戦略としてエンゲージメントはこれからのマネジメント理論の中核となって行くだろうと語っています。
それは厚労省のホームページに見られる「白書のポイント」に記載された次の言葉から読み取ることができます。
「『働きやすさ』の向上が定着率などを改善し、『働きがい』の向上が定着率に加え、労働生産性、仕事に対する自発性、顧客満足度などさまざまなアウトカムの向上につながる可能性がある。」
歯科医院の組織強化を考えるとき、働きやすさと働きがいを高め、且つ医院の生産性向上を図ることができる考え方こそ医院とスタッフのエンゲージメントを高めることに他ならいのだとしているところが読みどころです。 |