高品質な歯科医院には国民の誰もが通院したいと思いますので、歯科医院経営者の多くは高品質歯科医院を作ろうと考えていますが、技術レベルや考え方の違いによりその手法は次の３つに分かれます。

１ 技術の低さを技術以外の高感度で高品質を表わそうとしている歯科医院
２ 技術の高さだけで品質の高さを表わそうとしている歯科医院
３ 技術の高さにヒト・モノ・システムの高さを加味することで品質の高さを表わそうとしている歯科医院

これら3分類の歯科医院の全体最適の図というのはそれぞれ異なりますが、各々更に10％～20％品質アップを目指すうえで必要とされる要素を３点挙げ実行することを勧めています。具体的には本文に譲りますが、考え方の基本は　One for All,All for One. を浸透させることです。これは「皆のための一人、一人のための皆」と柔に訳されることがありますが、そうではなく「全体のための一人、一つの目的のための全体」と訳すのが本来で、この精神が浸透することで組織に血が通い理にかなったやり方に全員が共感すると説いているところが読みどころです。