外面は良いが、内部では鼻つまみ者。それでも仕事ができ、売上貢献度が高いと誰も内部での不作法をとがめだてしなくなります。一般企業でよく見られる風景ですが、歯科医院においても最近よく見かけるようになりました。開業以来、売上第一主義でやってきた歯科医院で起きているように思えますが、必ずしもそうではないようです。当社は創業以来20年、顧客応対の上質化を目指した院内研修を行ってきました。
患者受けを狙ったようなニコニコ応対や、何か特別に人目を引くようなことを目指すのではなく、ただ、良識ある大人が真っ当な社会生活を送っていくためには如何に振る舞うべきかという一点に絞った顧客応対の在り方を提言してきましたが、内部における対人関係の上質化に関しては、考え方はしつこく伝えてきたものの、具体的なレベルアップ対策は十分とは言えませんでした。 『組織強化』を打ち出した20年目の今年は集大成として業務連鎖の品質向上のための具体策を提案しようとしています。その基本について述べているところが今月の読みどころです。 |