数の多さをコンビニと比べられてきた歯科医院ですが、その「営業体質」にまで類似点があったようです。
少子化社会が産み出した社会問題は、様々なところに影響を及ぼし始めていますが、年中無休24時間営業を売りにしてきたコンビニがとうとう『時短』に踏み切らざるを得なくなりました。原因は優れて人手不足にあります。
一方歯科医院においては長時間診療が常態化していましたが、近年はスタッフの募集がままならなくなったこともあり、一気に『時短』が進んできた傾向があります。長時間診療を改め『時短』という方針転換を行う
のであれば、単に雇用確保を目的にするのではなく、歯科医院の品格と歯科医療技術の品質を高く維持するために行うのだと考えるべきです。
『時短』がもたらす効果をプラスの方向に引き出すことを考えなくては、ただ単に世の中の流れに流され「働き方改革」の合言葉に自分を納得させるだけのことになってしまいます。そこをどのように乗り切るか、ある意味では大きなチャンス到来ではないかと述べているところが読みどころとなっています。 |