強い組織は、ある種の強権によって個人を押さえつけることがある。個人も又、組織のために働く、組織のために自己犠牲を厭わない姿勢に美しさを感じるところがある。「勝手なことをしてチームワークを乱すな」よく使われるフレーズであるが、ここではチームワークが比較的軽く扱われ、且つマイナーなイメージ使われる。ミスターラグビーと言われ若くして世を去った天才ラガーマン平尾誠二は個々の活力の発揮を無視したチームプレーは真のチームワークとはならないと言う。
滅私奉公を佳しとするリーダーシップには限界があり強い組織作りには適さないとの指摘を遺した。
本レポート219号においては、平尾氏の名言の紹介を通し、強い組織における組織と個人の在り方を論じたうえで、日頃多くの歯科医院で起きている組織と個人の問題を取り上げ、対応策について述べているところが読みどころとなっています。
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