当社の主業務を支える考え方が『歯科医院はいかにあるべきか』『歯科医院組織はどのように整備されるべきか』であり、それらをいくつかのテーマごとに分類し具体的に述べてきたものがこの1年間行ってきた『ランチセミナー・リモート45』。当に当社のビジョンに基づいた現在の考え方のすべてが凝縮されたものとなった。
その9回目に使用した『フォロワーシップ』という資料にはこれまで気付かなかった歯科医院にふさわしい組織の在り方が書かれていた。歯科医院という組織の脆弱性は一般の会社組織のように、主任、課長、部長、支店長といった役職が明確でなく、院長の下に全スタッフが横並びに並んでいるといった組織らしからぬ体制にあると思ってきた。
しかし、ほぼ女性ばかりの職場である歯科医院は元来そういうもので、無理に一般企業同様、リーダーを目指すようにすることの方に無理があると気付かされた。細かな上下の区別なくお互いを尊重し合いながら担当業務に励む。同時に医院の目指す目標達成を意識し、その実現に向けて当事者として努力することに誇りを持つ。そういう人たちの集まりになれば歯科医院組織は強いものになるとの考えが230号の読みどころです。 |