強さと美しさに溢れた組織文化が形成されている歯科医院は、仕組み・制度・規則にそれが表現され、院内での日常行動にそれが表れる。その結果はヒト・モノ・システムの品質を高め、目指す成果を挙げることに繋がっていく。成功を収めている歯科医院の話を聴き、医院を見学し、その技術、設備、システムを模倣したといった話を聞くことがあるが、所詮上っ面のモノマネでしかない。成功歯科医院の根底にある組織文化の高さや良さに気づかなくては意味がない。

しかし、上辺はマネができても組織文化を模倣することはできない。異なる組織に異質な文化を取り入れようとしても機能しないからだ。これからは「何をしてくれるのか」「何ができるのか」も大事だが、そのもう一つ前の「どのような価値観でそれを行っているのか」が問われるようになる。つまり歯科医院は組織文化で選ばれる時代が到来している。
と結論付けているところが読みどころとなっています。