ビジネスは単なる金儲けが目的ではない。“Purpose”「目的」と“Cause”「大儀」という観点に立ってもう一度定義し直してみようという問いかけだ。「何のためにそのビジネスをやっているのか?」「そのビジネスは意味のあることなのか」生きている組織の根底に存在する『熱』は、その組織に集う人たちがPurposeを共有しCauseに胸を張るからこそ生まれるもので、熱が低かったり無かったりしたのでは組織自体が死んでしまう。リーダーシップの根源はテクニックやスキルにおいて「一番になること」ではなく「一番強いコミットメントを持つこと」である。うまく行っている状況下であっても、新たなチャンスが到来した時には、安住の地から一歩踏み出す勇気を持つ。それくらいの「打ち込み度」を持つことがリーダーには求められる。過去230巻に亘るMCレポートの中からリーダーシップを論じた8巻を抽出し古さを感じさせないリーダーシップ論を再確認しているところが231号の読みどころです。 |