『働き方改革』をどのように捉えていかに対応して行くのか、様々な業種や業界、組織の規模などによってその考え方は多岐に亘るでしょう。ただ大事なことは、どのような業種であれ、日本の人口構成の変化と切り離せないこの『働き方改革』については取り組まざるを得ない命題であるという点です。であるならばそのことを踏まえた上で、積極的に取り組んでいかなくてはならないということです。特に歯科医院は女性の職場であり、小規模事業所が多いだけに、労働力を「量」で捉えるのではなく「質」で捉えることが重要になってきます。即ち人格、技量、学力、対人能力に優れた人材を雇用し、長期継続勤務を可能ならしめる『働き方改革』を、どこよりも先頭に立って行って行くべきです。
その実現のために不可欠なことは何か?単なる勤務時間や休業規程の変更を行うだけではない、根本的な考え方、そして『感情労働』と言われる歯科医院での対人応対のあり方も含めた『働き方改革』に関する提案を行っているところが189号の読みどころです。 |