歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士、歯科助手、受付、TC、クリーンスタッフ、保育担当、事務担当と、歯科医院では様々な職種が担当業務をもって職務に就いている。自分の担当業務を責任をもって完全にこなすことは基本だ。しかしそれだけでよしとしていたのでは単なる担当者レベルで終わってしまう。
医院目標を明確に意識し、医院全体が目標達成できるように自分は何をなすべきかを考えながら担当業務をこなしてこそ、組織目標を達成する当事者の一人と言える。当事者意識を持つとは何か。
具体的に言えば、それぞれの業務を通して体験した『来院者に喜んでもらえたこと』即ち成功体験と、『来院者の共感を得られなかったこと』即ち失敗体験をオープンにし、全体の役に立てるようにすることだ。
一般企業において大成功を収めている株式会社キーエンスにおける『知の共有』という考え方に基づく施策をモデルに、歯科医院にも適用させてはどうかと問いかけ、そのソフト開発と集約業務の請負を提言しているところが235号の読みどころです。
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