時代の変遷は人口構成の逆転を産み、バブル崩壊以降の経済の停滞は日本の国力を漸減させ健康保険を筆頭に社会保障制度の改革に迫られた。制度改革の目的は、保険財政を堅持するというもので、歯科医院には逆風となる高齢者も含めた患者負担率の上昇が主たる手法となった。 この構造変化の流れを振り返り、将来の環境変化を見通した上で、2023年以降の歯科医院の存在感や国民からの期待感がどこにあるのか?また国民の多くがまだ気付いていない歯科医療の真価な何であるのか?について真剣に考えて行くことが重要であり、小児・少年・青年・高齢者と続く人生の健康実現に貢献する歯科医療こそ当に現代の大きな潮流であるサステナビリティの原型と言えるのではないか。 そこに歯科医療の真価を求めているところが237号の読みどころとなっています。
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